近年、生活費の不足や急な出費などで困窮した人が、正規の金融機関ではなく、闇金に手を出してしまうケースが増えています。闇金は、法外な利息や過酷な取り立てで利用者に深刻な被害をもたらします。闇金被害は誰にでも身近に迫るリスクであるため、しっかりとした知識を持ち、予防策を講じることが大切です。この記事では、闇金被害を未然に防ぐための5つのポイントについてご紹介します。
1. 信頼できる金融機関を利用する
急な出費や資金が必要な状況であっても、信頼できる正規の金融機関を利用することが基本です。金融庁や都道府県に登録された貸金業者であれば、法律に基づいた金利や取り立てが行われるため、安全に融資を受けることができます。登録業者かどうかは、金融庁のウェブサイトで確認できるため、融資を受ける前に必ずチェックしましょう。
2. 「即日融資」「審査不要」の広告に注意する
闇金業者は、急いでお金を借りたい人の心理を利用して、「即日融資」「審査不要」などの甘い言葉で誘い込むことが一般的です。しかし、こうしたフレーズを使う業者には注意が必要です。正規の金融機関であれば審査は必ず行われ、融資に時間がかかることが普通です。安易に「審査なし」や「即日OK」に惹かれず、慎重に判断しましょう。もしそういった機関から融資を受けてしまうと、個人情報が流れて闇金業者から連絡が来るようになってしまいます。090闇金というものも流行っており、非合法な貸金業者の一種で、携帯電話番号が「090」などの携帯番号でのみ連絡が取れる闇金業者を指します。実際に数多くの被害が確認できており、怪しい電話番号を検索すると闇金業者の情報が取得できます。例えば「07041150037」は危険な闇金業者として幅広く知られており、以下の記事でも危険性が勧告されています。不明な電話番号から融資勧誘を受けても絶対に利用しないように気を付けましょう。
『参考記事』07041150037 花山は危険な闇金業者!電話・SMSでの融資勧誘に注意
3. 金利や契約内容をしっかり確認する
闇金業者は、法外な利息を設定し、借り手が返済不能になるような条件を提示することが多いです。貸し付けを受ける際には、必ず金利や返済期限、違約金などの契約内容を確認し、不明点があれば説明を求めましょう。曖昧な契約や説明を避け、正規の貸金業者であれば必ず契約書を交わすため、書面での確認も大切です。
4. ネットやSNSでの口コミや評判を確認する
闇金業者は、インターネットやSNSで巧妙に広告を出し、信頼できる業者を装うことが多々あります。広告や口コミの中には、「誰でも借りられる」「ブラックリストでも大丈夫」などと謳っているものもありますが、これは危険なサインです。口コミサイトや評判を確認し、不安な要素が少しでもあれば避けるのが賢明です。また、利用者の口コミが極端に良すぎる場合も要注意です。
5. 周囲に相談し、複数の意見を聞く
借金の問題は個人で抱え込みがちですが、闇金に関わることになってしまうと、その被害は大きなものになります。困ったときは、信頼できる家族や友人、さらには専門の相談機関に相談しましょう。複数の意見を聞くことで、冷静な判断ができるようになり、闇金業者の甘い言葉に惑わされずに済むことが多いです。相談するだけでも心の負担が軽減されるため、勇気を持って周囲に話をしてみましょう。
まとめ
闇金業者は巧妙な手口で近づき、甘い言葉で借り手を誘い込もうとします。しかし、今回ご紹介した5つのポイントを意識することで、闇金被害を未然に防ぐことが可能です。信頼できる金融機関を利用し、契約内容をしっかり確認することはもちろん、周囲に相談しながら冷静に対応することで、闇金の罠にかからずに済むでしょう。大切なのは、甘い言葉に惑わされることなく、自分の判断力を持って賢く選択することです。
身近に迫る闇金被害|未然に防ぐための5つのポイント